Z Notes Blog by Jim Zumwalt
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敬老の日

(2009年9月18日)

アンの両親、神原勇・美代子夫妻

 「敬老の日」のことを私が初めて知ったのは、交換留学生として横浜へやってきた16歳の時のことです。最初は、敬老の日には学校が休みになると聞いて喜んでいました。でも、この祝日についてよく考えてみたら、日本が、ご年配の方々のこれまでの貢献を思い起こす日を設けていることは、とてもすてきなことのように思えました。

 ほとんどのアメリカ人は、特別な祝日を設けて高齢者をたたえることはしません。けれど、妻のアンは違っていました。アンが育ったのはコロラド州で、仏教青年会というデンバー仏教会の若者のグループに積極的に参加していました。毎年、敬老の日になると、アンと友達は、自分たちが所属する仏教会の年配の日系アメリカ人信徒をたたえる特別な夕べを計画しました。アンから聞いた話では、ご飯、フライドチキン、野菜や漬物などの副菜を盛り込んだお弁当を用意し、時代劇などの邦画をレンタルして上映したほか、賞品が当たる福引きも行ったようです。この催し物はとても好評だったため、いつも50人前後のお年寄りが集まったそうです。青年会は、このイベントに使う食品や賞品などを購入するため、年間を通して募金活動を行なっていました。

 アンと私が生まれ育ったのは同じ国でも、私たち2人が大人になるまでの間には、お互いがとても異なる経験をしてきました。私は、アンの実家に行って、日系アメリカ人の経験について話を聞くことを楽しみにしています。

ではまた次回。

ジム

COMMENTS

老人を思いやる..若者もいずれは年老いてゆくのです
互いを思いやる気持ちに国境はないものと考えます
..そういう世界になるよう祈念して

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