Z Notes Blog by Jim Zumwalt
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回転寿司

(2009年9月23日)

ハリエット・ホルブルック・ルイさん(アンの大学時代の友人)と回転寿司のお店で

 私の寿司初体験は、高校の交換留学生として日本にやって来た時のことで、ホームステイ先のご家族に連れて行ってもらいました。当時、アメリカでの和食人気は、まだそれほどでもありませんでした。ですから、寿司を口にしたことは、それまで一度もありませんでした。生魚を食べるという発想に少しばかりおじけづいてしまったので、まずカッパ巻き、エビ、アナゴ、厚焼き卵といったところから試してみました。けれども、すぐにほかの寿司ネタも食べられるようになり、マグロ、イクラ、サバ、ヒラメなど、たくさんのネタが大好きになりました。ホストファミリーから、日本で過ごす最後の夜は何が食べたいかを聞かれた時には、ためらうことなく「スシっ!」と答えました。

 数年後、大学生として再来日した時も、やはり寿司が大好きでした。けれども、この時は予算が限られており、お勘定がどのくらいになるのか見当もつかなかったので、お寿司屋さんに入る勇気はありませんでした。すると、日本人のクラスメートが、「ベルトコンベアー」で寿司が運ばれてくる回転寿司のことを教えてくれました。素晴らしい発想で、とても合理的かつ効率的に思えました。何と言っても、皿の種類ごとに値段がはっきりと表示されているので、確実に予算内で済ませることができると思いました。とにかく回転寿司に行って、こつを教わることになりました。そして、私は回転寿司にはまってしまったのです。

 先日、アンから回転寿司に誘われました。香港から来ていたアンの友人のハリエットと一緒に夕食を、ということでした。店内に足を踏み入れると、初めて回転寿司に入った時のことを思い出しました。蛇口から湯飲みにお湯を注いだり、カウンターの容器からトングで「がり」を取り分けたり、ベルトコンベアーで運ばれてくる寿司の皿を選んだりと、初めてのことばかりで緊張していた、あの時のことを思い出しました。でも、今回は様子が分かっていたので、自信を持って席に座りました。アンとハリエットと私の3人は、工場の作業現場のノウハウを取り入れながら、日本料理の粋を集めた素晴らしい食事を楽しみました。お寿司はおいしかったですし、客への対応も好感が持てました。

ではまた次回。

ジム

COMMENTS

ジム様

回転寿司を楽しまれたご様子わたくしも嬉しくなってしまいました、コンベアーに乗って運ばれてくるお寿司への皆の視線を気にしつつお皿を捕るコトはなかなか勇気のいることでこれも回転寿司の楽しみのひとつなのです

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