(2009年12月1日)
鳩山首相夫妻、ルース大使夫妻とともに
カリフォルニア北部に住んだことのある人なら誰でも知っていることですが、「ビッグゲーム」と言えば、毎年この時期に行われる、カリフォルニア大学バークレー校（通称「Ｃａｌ」）対スタンフォード大学のアメリカンフットボールの試合を指します。私もＣａｌの学生でしたから、ビッグゲームの前夜に、みんなでたき火を囲み、母校のチームの勝利を願って盛り上がった思い出があります。両校のライバル関係の始まりは1892年までさかのぼります。その年、サンフランシスコ湾を挟んだ両岸にある、まだ歴史の浅い両校のアメフト代表チームが初めて対戦しました。これまでの対戦成績は、112試合中スタンフォードが55勝、Ｃａｌが46勝、11引き分けと、スタンフォードが勝ち越しています。
盛り上がるＣａｌ応援団
いつもは、海外在住のバークレーＯＢである私は、同じバークレー出身の父からの電話で、試合の最終スコアを知ります。電話口の父の声の調子で、母校が勝ったのか、あるいは負けたのかが分かります。でも、今年は、共にスタンフォード大学出身のルース大使とスージー夫人が、スタンフォードとバークレーの同窓生およそ120人を大使公邸に招き、ビッグゲームのテレビ観戦会が催されました。
勝利を祝うＣａｌファンたち
当日、私が妻のアンと大使公邸に着いたのは午前９時ごろでした。公邸に入るやいなや、試合当日の興奮に飲み込まれてしまいました。というのも、公邸は、スタンフォードとバークレー両校の旗、過去のビッグゲームのポスター、両校それぞれのスクールカラー（スタンフォードは赤と白、Ｃａｌは青とゴールド）を表わす色の風船や飾りリボンなどで、飾り付けされていたからです。試合観戦のために、大画面テレビが２台用意されていたのは言うまでもありません。
テレビ観戦会には、おそらく日本で最も有名なスタンフォード大学ＯＢの鳩山由紀夫首相と幸（みゆき）夫人もおみえになっていました。ブランチを取りながら、大接戦となった面白いアメフトの試合を楽しむことができました。ちなみに、最終スコアは、Ｃａｌが34得点、スタンフォードが28得点でした。写真をご覧になれば、この観戦会がいかに盛り上がったか分かると思います。
ではまた次回。
ジム
ジム様
卒業校を応援する皆様と「愛国心」をかさねて考えます応援するチームがライバルであっても一緒に応援する事に、またチームワークができたりしませんか？上手くことばにできませんm(__)m
私はお正月に行われる「箱根マラソン」がお正月の楽しみです在住地であるK大学を応援し、しまいには全大学にエールを送っています 努力している者を応援する気持は同じではないでしょうか。
ジム・ズムワルト様
私は、11月29日に、公邸にお伺いしまして、バイオリンを演奏させていただきました金本と申します。
素敵なお部屋で、また大変あたたかく歓迎下さいまして、本当にありがとうございました。
私たち三人にとって、一生の思い出となりました。
「こちらのBlogを拝見しています」と申し上げようと思って、忘れてしまいましたので、こちらから、メッセージ差し上げました。
今後も、ジムさんの心温まる記事を拝読しますのを楽しみにしております！
