Z Notes Blog by Jim Zumwalt
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新人国会議員への説明会

(2009年12月4日)

大使館側出席者の話に耳を傾ける新人国会議員ら(写真右端が私)

 私たちの重要な仕事のひとつに、日本国民との意思の疎通を図ることがあります。これは、日本人の考え方を知るためであり、また米国の立場を伝えたり、日米双方の関心事について協力する道を見出すためでもあります。私自身も、私の同僚たちも、日本の政財界をはじめ、マスコミや文化など、各界の指導者たちに頻繁にお会いしています。

 今年の8月30日に行われた衆議院選挙の結果、日本では過去最多の新人国会議員が誕生しました。東京アメリカンセンターでは、こうした新人議員の皆さんと知り合い、在日米国大使館の仕事やサービスについて知っていただくことを目的に、新人議員を対象にした説明会をこれまでに3回開いています。この説明会には、2つの政党から30人を超える国会議員が出席し、大使館の主要部門を代表する職員らと顔合わせをしました。多くの重要な問題について話し合い、経済関係や国家安全保障問題、環境政策、そして国際的な親による子の奪取の問題について、考え方や意見を交換しました。

東京アメリカンセンター館長として、説明会の司会を務めたアン(左端)

 こうした説明会はとても有益だと思いましたし、議員の方々と直接お会いできたことは刺激にもなりました。彼らの多くは、企業や学術の世界、マスコミなど、さまざまな分野で長年にわたる経験を積んだ後に政界入りしています。また、実際に皆さんとお会いしてみたら、その多くに海外勤務や留学の経験があり、英語が堪能な方も多かったので驚きました。日本語を話せる米国の連邦議員よりも、英語を話せる日本の国会議員の方が多いのは、まず間違いないでしょう。

 今後も、日本の国会議員の皆さんに役立つ情報を提供して緊密な連携が続けられることを、米国大使館を挙げて期待しています。

ではまた次回。

ジム

COMMENTS

ジム様

Face to Faceはアメリカのことわざでしょうか?

有意義なミッション、具体的にどのような話し合いをされたのか興味大です。

質問ありがとうございます。非公開の会合でしたので、あまり詳しくお話しすることができないのですが、アジアにおける米国の役割、日米の安全保障同盟、両国の強固な経済関係、APEC、環境・科学分野での協力、米国への渡航などについて話し合いました。

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