(2009年12月18日)

　日本での勤務は通算で１５年ほどになりますが、アンも私も、沖縄本島の南に位置する八重山諸島には、これまで一度も行ったことがありませんでした。そこで、亜熱帯の温暖な気候を楽しみ、沖縄独特の文化にも触れてみようと思い立ち、石垣島で休暇を過ごすことにしました。滞在中は、沖縄料理に舌鼓を打ち、沖縄民謡に耳を傾け、そして美しい風景に見とれ、大満足でした。

　現地の空港に降り立つと、まず最初に気が付いたのは、鮮やかな彩りの花がたくさん咲いていたことです。島のリゾート地に向かう道路沿いには、赤や黄色のハイビスカスが咲いているのが見えました。途中、沖縄の伝統的な民家の集落を通り過ぎましたが、そのサンゴの塗り壁と赤瓦の屋根は、赤紫色の見事なブーゲンビリアの花々と溶け合い、異国情緒の漂う背景として目に映りました。

　石垣島は今回が初めてでした。でも、不思議なことに、島では自分の家にいるような感覚がありました。南カリフォルニアで生まれ育った私は、自分の部屋の窓のすぐ外に生えている大きなつる性の木に咲く、赤紫色のブーゲンビリアの花を目にしていたからです。庭の芝生の反対側には、赤いハイビスカスの植え込みもありました。

　故郷のわが家からこんなにも遠く離れた旅先で、ふるさととよく似た、とても気分が安らぐ光景を見つけることができたのは、大きな驚きでした。島ではきっと素敵な時間を過ごすことになるだろうと、アンも私もリゾート地への車中で思っていました。

　アンの方が私よりずっと美的感覚が鋭く、休暇の様子をビデオに撮っていました。こちらをクリックしてご覧ください。

ではまた次回。

ジム