Z Notes Blog by Jim Zumwalt
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ヘアカット

(2010年3月19日)

16世紀の木版画(J・アマン作)に描かれた床屋の様子 (Wikipedia photos)

 この間、都内の美容院に行って来ましたが、日本の美容院のサービスの素晴らしさにあらためて感心しました。お店の入り口で出迎えてくれたアシスタントの女性にコートを脱がせてもらい、座り心地の良い椅子に案内されると、蒸しタオルを手渡されました。それで手や顔を拭いてさっぱりしました。その上、順番を待っていると、雑誌と温かいひざ掛けも持ってきてくれました。

髪の毛がふさふさだったころの私。日本の高校の友達と写した1973年の写真です

 私を担当してくれるのは、背が高くてほっそりとした、とても親しみのある日本人の男性美容師で、私の好みの髪型をいつも覚えていてくれます。髪のカットが始まると、私は目を閉じ、日本で初めて散髪した、横浜市鶴見区にあった床屋さんでのことを思い出していました。その床屋さんのご主人は年配で、金髪のカットには慣れていないようでした。私の頭皮を撫でて髪の毛を触ると(そのころはふさふさしていました)、奥さんの方を向いて、こんなふうに言ったことを思い出します。「ネコの毛みたい」。なんだか妙なことを言う人だなあ、と思いましたが、多分、ご主人は私が日本語を話せることに気付かなかったからそんなことを言ったのだろうと考えました。それでも、変な髪型にされてしまうのではないかと、一抹の不安を感じていました。というのも、どうやらその床屋さんでは、私が初めての外国人の客のようだったからです。けれど、そんな心配は無用でした。ご主人は私の金髪の巻き毛をうまく整えてくれました。散髪が済むと、頭皮と肩のマッサージまでしてくれました。

 そんなことを考えていると、いつの間にか、カットが終わっていました。するとアシスタントが現れ、とても気持ちいい頭皮マッサージをしてくれました。ずっと昔、横浜でしてもらった時のようでした。美容院を出るころには、すっかりリラックスし、さっぱりした気分になっていました。

ではまた次回。

ジム

COMMENTS

ジム様

海外へ旅行へ出向いた際、いつも思うのです「NYのヘアサロン」「LONDONのヘアサロン」「Paris...」スタイリッシュに変身した自分を想像します。マダ勇気がないというのか意思の疎通が出来ない様なきがしてチャレンジしたことがありません。次回はぜひ実行したいとおもいます。きっと日本のサロンと同じリラックスできると信じています。

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