Z Notes Blog by Jim Zumwalt
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アースデイ

(2010年4月20日)

 今週のアースデイを前に、ゴミと二酸化炭素排出量を削減し、「環境に優しい大使館」となることを目指した在日米国大使館の取り組みについて、ブログ読者の皆さんにご紹介したいと思います。今から1年前、大使館職員が私のところにやって来て、このアイデアを提案してくれました。これは、政府で環境に責任を持つ政策を推進するオバマ大統領の姿勢に触発されてのことでした。

 米国大使館では、館内のエネルギー消費量を調査し、電力を多く消費する白熱電球を、小型蛍光灯や発光ダイオード(LED)電球へ切り替えることにしました。大使館宿舎の方でもこうした照明器具の切り替えを促すため、白熱電球をエネルギー効率に優れた電球と無料で交換できる「電球下取りプログラム」を実施しています。

2007年6月に米国大使館が主催した「アースデイ」小学生アート・コンテスト入賞作品(拡大写真)

 日本政府の良い習慣を見習い、米国大使館でも去年の夏は「クールビズ」を実施しました。また、夜間にはコンピューターの電源が自動的に切れるよう設定しています。さらに、大使館職員と宿舎に住む家族向けの教育プログラムも始めており、職場や家庭での省エネ・省資源化の方法を指導しています。

 こうした措置により、米国大使館はこれまでのところ、電力使用量を昨年比で約10%削減しており、それに対応して二酸化炭素排出量も減少しています。好調な出だしですが、本当の意味で「環境に優しい大使館」になるには、すべきことがまだたくさんあります。

ではまた次回。

ジム

COMMENTS

いつも楽しみにブログを拝見させていただいています。質問ですが、、赴任地は自分で選べるのですか?

コメントをありがとうございます。米国の外交官は、異動の時期が来ると、世界中の空きポジションのリストを見て、自分が資格を有するポジションの中から関心のあるものを選んで希望を出すことになっています。その後、そのポジションが属する在外米国公館とワシントンの国務省双方で希望者を審査し、誰をそのポジションに就けるかを決定します。私の場合、これまでの職務にとても満足しています。自分の経験や能力が最も生かせる勤務先(日本、中国、ワシントンの経済局など)で仕事をすることができましたから。

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