Z Notes Blog by Jim Zumwalt
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とても特別な誕生日

(2010年4月30日)

 今年の私の誕生日は、アンと2人、出張先で迎えました。今年は、新潟日米協会の創立50周年に当たります。その記念事業の一環として、アンが米国の男声コーラス・グループ「ハドソン・シャド」を新潟に連れて行く計画を立てました。彼女からその話を聞いた私は、一緒に行きたいと考えました。

 新潟では素晴らしい時間を過ごしました。ホテルオークラ新潟でのハドソン・シャドのコンサートには、およそ200人が足を運びました。5人の男性歌手とピアニストで構成されるこのグループが演奏するのは、1930年代から40年代のアメリカ音楽です。彼らが歌うメロディーの多くは、コール・ポーターや、ジョージとアイラのガーシュイン兄弟が作ったスタンダード・ナンバーなど、日本でもおなじみの曲です。ほかには、ヒットしたテレビシリーズ「ローハイド」のテーマソングや、ディズニー映画「白雪姫」の明るい挿入歌「口笛吹いて働こう(Whistle While You Work)」など、アメリカの大衆文化から生まれたヒット曲も歌います。

 ハドソン・シャドは、新潟の聴衆の皆さんと心を通い合わせていました。客席の皆さんは、有名なヒット曲をユーモアにあふれた解釈で聞かせる彼らの歌声を楽しんでいました。

 アンと私は会場の最前列に座っていました。隣の席には、日本人の若いお母さんと10歳くらいの娘さんがいました。最初、娘さんは少し恥ずかしそうにしていましたが、演奏が進むにつれ、心から音楽を楽しみ始めました。音楽に合わせて足を踏み鳴らし、ステージ上のハドソン・シャドのおどけたしぐさには大声で笑いました。とりわけ、「カリフォルニアにやって来た(California Here I Come)」という曲を気に入ったようでした。

 コンサート終了後にお母さんから伺った話では、もうすぐご家族でカリフォルニア州へ引越すそうです。日本を離れる準備をしているところで、娘さんをアメリカ文化に触れさせたくて、このコンサートに連れてきたとのことでした。私とアンにとっても、あのお母さんと娘さんにとっても、あの晩は本当に素晴らしい経験になりました。

 新潟日米協会の主催のすてきなレセプションでは、私から50周年のお祝いの言葉を述べました。そこへ大きなバースデー・ケーキが運び込まれた時は、本当に驚きました。ハドソン・シャドの歌手たちが「ハッピー・バースデー・トゥ・ユー」を歌い始めると、会場の皆さんも歌ってくれました。バースデー・ケーキに驚き、大勢の新しい友人たちが熱心に歌う声を聴きながら、私はアンの方を振り向いて「これ以上の特別な誕生日なんて考えられないね」と言いました。ケーキも私の大好物のストロベリー・ショートケーキでした。

ではまた次回。

ジム

COMMENTS

お誕生日、おめでとうございます。

いつもご迷惑をおかけして、申し訳ありません。

ジム様

遅くなってしまいましたお誕生日おめでとうございます。この年もこれからもずっとジム様にとって好い年でありますよう、お祈りしておりますいつもありがとうございます。

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