Z Notes Blog by Jim Zumwalt
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日米の草の根交流

(2010年8月13日)

 強固な日米関係は、両国民の間に存在する無数の個人的な友好関係を土台に成り立っています。日米両国には、各地に「日米協会」があります。これらの日米協会をはじめとするボランティア組織が、両国をつなぐ人間同士の草の根交流プログラムを主催して、そうした個人的な友好関係を促進しています。

 先日、アンと私は秋田市で開催された「第7回日米協会国際シンポジウム」に出席しました。このシンポジウムは、市内にある国際教養大学の美しいキャンパスを会場に、秋田日米協会が主催しました。各地の日米協会からたスタッフやボランティアの皆さんが参加し、成功事例について意見を交換しました。アンと私は、日米の若い人たちをつなぐプログラムの企画に携わっている数多くの熱心なボランティアの皆さんとお会いしました。米国側の参加者からは、いろいろな提案がありました。例えば、「高校生大使」プログラムや野球交流、日本の文化や歴史の学習を促すクイズ・プログラムなどです。同様に日本側も、各地の日米協会が青少年交流プログラムを精力的に推進しています。

秋田市で行われたシンポジウムに横浜から参加した皆さんと(後列左から3人目が私)

 アンと私は、両国の組織が協力してさまざまな取り組みをしていると知り、とりわけうれしく思いました。ひとつの事例として、「ジャパン・イン・スーツケース」というプログラムでのハワイ日米協会と愛媛の団体との協力が挙げられます。このプログラムでは、ボランティアの皆さんがハワイの小学校を訪れ、日本の小学生の日常生活を紹介しています。その際に、弁当箱や制服など、愛媛の団体が寄付した品物を詰めたスーツケースを持っていくので、ハワイの小学生たちに、同じ年ごろの日本の子供たちの日常生活を生き生きと伝えることができます。

 ボランティア組織による、こうした取り組みがあればこそ、海を隔てた日米両国の若者たちがお互いの国の文化に初めて触れることができます。こうした組織は、まさに日米両国民の架け橋となっています。アンも私も、異文化間の友好関係を築くこのような取り組みがあれば、日米関係は今後も揺るがない、という確信を持って会場を後にしました。

ではまた次回。

ジム

COMMENTS

ジム様

草の根交流・異文化間の交流関係を築くことの出来る今だからこそ(黒船・開国)おおいに皆で交流を深めていただきたく私も参加させていただきたいと大きく共感します。ジム様、アン奥様ありがとうございます。ジム様?アン奥様の浴衣姿にウットリされたのではないでしょうかぁ?

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