Z Notes Blog by Jim Zumwalt
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日比谷公園

(2010年8月27日)

 週末の日比谷公園は、東京での生活を経験するのに絶好の場所です。先週末も日比谷公園に散歩に出かけ、子供と遊ぶ若いお父さんたちの姿を目にしました。1人のお父さんはキャッチボールをして、息子にボールの投げ方を教えていました。このお父さんは根気よくキャッチャー役を務め、それたボールを何度も追いかけていました。別のお父さんは、3人の娘たちを相手にしていましたが、鬼ごっこをしているかと思えば、娘たちが飽きてしまうとかくれんぼと、いろいろと楽しんでいました。

この写真を撮った8月20日には野外ステージの周りで盆踊り大会が開催されていました

 テニスコートでは、白熱した試合の真っ最中でした。ダブルスの試合で、一方のペアはかなり攻撃的な試合運び。難しいボールを打ち返し、得点を重ねていました。対戦相手のペアは、どちらかというと慎重で堅実なゲーム運びでした。プレースタイルは違いますが、双方互角といったところでした。

 水彩画や油絵の絵筆を走らせて「自己表現」する人も何人かいました。そんな「公園芸術家」たちの1人は、近くのベンチに並んで座る、楽しそうな恋人同士の肖像画を描いているところでした。日陰の池に浮かぶ水鳥を描いている人もいました。この日は猛暑でしたが、この人の風にそよぐ木立ちの解釈を見て、わずかながら涼を感じることができました。

 野外音楽堂のそばを通りかかると、若いミュージシャンたちが、ロックンロールやカントリー・バラードを演奏する音が聞こえてきました。客席に目を移すと、ベンチに座って小説を読んでいる人たちがいるかと思えば、おしゃべりに夢中の友達同士もいました。皆さん、公園での楽しみ方も十人十色でした。演奏終了後、女性のリードボーカルが客席に向かって、自分たちの音楽を聴いてくれてありがとう、と感謝の言葉を述べました。

 彼女のそんな言葉で気づいたことがあります。その日の午後、日比谷公園にいた人たちは、皆が野外音楽堂のステージに立って演奏したわけではありませんが、それぞれが自分なりに自己表現をしていたのです。一方、私はといえば、真夏の炎天下に日よけの帽子姿で、公園内をあっちに行ったり、こっちに行ったり。そんな私は皆さんにどのように思われていたのでしょうか。

コウノトリの形をした噴水

ではまた次回。

ジム

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ジム様

視ていてくれる人がいることはパフォーマーにとり、嬉しい・心強い事だとおもいます。立ち止まって眼にふれただけでそれはchanceです。

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