Z Notes Blog by Jim Zumwalt
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東京再発見―「お金」の巻

(2010年9月7日)

ヤップ島から寄贈された石貨は日比谷公園のこの場所にあります

 この前、とてもツイていることがありました。日比谷公園を歩いていた時のことです。全くの偶然ですが、なんと、お金が落ちているのを見つけました。丸い形で、真ん中に穴が開いていました。見たところ、どうもずっと前からそこにあったようでした。穴の中から雑草が生えていたからです。

 でも、このお金、拾ったりはしませんでした。そう、皆さんは、もうお気づきかもしれませんね。この「お金」、実は石でできていて、しかも私のポケットには入りそうもないくらい大きいものだったからです。直径は1メートル以上でした。ドーナッツの形をしたこのお金は、南太平洋に浮かぶヤップ島から来たものです。そばにある説明には、現在はミクロネシア連邦の一部になっているヤップ島の支庁長から、1925年に寄贈された石の貨幣(「石貨」)、とありました。当時の貨幣価値で1000円位だったそうです。

大きさを比較するために石貨の上に50円硬貨を置きましたが、どこに置いたかわかりましたか?

 この巨大な石のお金、いったいどのくらい重いのか、説明には何も書いてありませんでした。それでも、自分の手で持ち上げて確かめてみようという気にはなりませんでした。この「お金」を家に持ち帰ることはしませんでしたが、日比谷公園内での散歩中、ミクロネシアの伝統文化に少しばかり触れ、都内でこの驚くべき光景を見ることができただけで、ずっと豊かになったような気分です。

ではまた次回。

ジム

COMMENTS

ジム様

秋をむかえ涼しくなって「ミクロネシア体験」させていただきます。

いつも貴重な情報をありがとうございます。日比谷公園の「硬貨」もそうでしたが、東京の意外な名所(?)ですね。ビーガーデン、訪ねたくなりました。どんな味がするのか楽しみです。これからも「知る人ぞ知る」スポットをご紹介下さい。

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