Z Notes Blog by Jim Zumwalt
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ゲストブロガー  シルベス・ケネディ 「大相撲――心優しき巨人たち」

(2010年10月22日)

 今回のゲストブロガーは、駐大阪・神戸アメリカ総領事館領事のシルベス・ケネディさんです。彼女は大好きな大相撲への思いをつづっています。

ジム


国技館での文化交流

光龍関と握手する私

 私は大の相撲ファン。アメリカでもしょっちゅうテレビで見ています。先月、東京の両国国技館で開催されていた大相撲秋場所を友人と一緒に観戦し、大感激しました。「満員御礼」の場内では、観客が横綱・白鵬の連勝記録についてあれこれ話していました。

 当日は、ほかの観客の方たちと接することもできて、足を運んだかいがありました。近くに座っていた相撲ファンの方たちは、私たちのさまざまな質問に答えてくれました。中でも、ごひいきの大関・魁皇を応援していた女性ファンの1人とは熱心にいろいろなことを話しました。彼女によると魁皇関は引退間近だそうですが、大関の闘志と努力をいとわない気持ちを高く評価していました。

サインをする力士

お相撲さんに似せたかわいいおせんべいのお土産

 私のつたない日本語にもかかわらず、私たちは取り組みを見ながらずっとお話ししました。彼女は取組表にある力士の漢字の名前を読んだり、相撲の決まり手を説明してくれました。この方がどんなに相撲を愛していらっしゃるのか、私にも伝わってきました。確かに、日本国内では行く先々で、こんなふうに日本文化を私に伝えようとしてくれる親切な人たちに出会います。

各相撲部屋の色彩に富んだのぼり旗

 力士たちは、取り組みが終わると外に出てファンと交流します。彼ら心優しき「巨人」たちは、新たなファンをつくり、サインし、カメラに収まります。身長が1メートル80センチを優に超える、見上げるような若い力士を、1人の女性が励ますようにしかり飛ばしている姿も見えました。どうやらその力士は、その日の取り組みで黒星をつけてしまったようでした。こうした光景を目にし、大相撲の力士たちは、土俵の外でも、相撲の、そして日本という国の「大使」役を担っている、と感じました。11月の九州場所が待ち遠しくてなりません。

シルベス・ケネディ

COMMENTS

相撲って面白いですよね。特にひいきの力士ができると一層楽しめます。

外国の人にとっては、とっつきにくいような印象があるから、アメリカで相撲を放映しているのはなんだか不思議に感じます。

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