Z Notes Blog by Jim Zumwalt
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国際都市横浜

(2010年11月22日)

 アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席のため、オバマ大統領が3日間の日程で横浜に滞在しました。大統領の横浜来訪の準備は、アンと私にとって、この国際都市ヨコハマを再発見する素晴らしい機会になりました。10月初め、私は米国から来日した大統領訪日の先遣隊に同行し、横浜市内の会場を訪れ、市内各所のホテルを見て回り、そして主催国である日本政府関係者の方たちにもお会いしました。

 横浜滞在中、宿泊先ホテルから山下公園まで早朝ジョギングをしましたが、これが良い思い出になっています。早朝の山下公園にいるのは、ベンチで休む老夫婦や愛犬を連れて散歩中の人くらいで、私は公園をほとんど独り占めすることができました。いろいろな通りを走りながら、たくさんの船舶が行き交う横浜港の素晴らしい眺めを楽しみました。ホテルに戻るころには元気が出て、仕事を始める準備ができていました。

 11月の第2週、APECの会議に出席する米国代表団を支援するためにアンと私は再び横浜に行きました。私たちが到着したのは大統領の来日直前でしたが、それでも何とか一晩だけ自由時間を確保し中華街へ行くことにしました。ここにはアンと私が気に入っている四川料理のお店が何軒かあり、その中の1軒で夕食を食べました。アンは自分の好きなカモの薫製(棹茶鴨)と四川風さやいんげん炒めを注文しました。私が注文したのは四川風鶏肉炒め(宮保雞丁)と麻婆豆腐でした。

 いつも私は、自分が注文したものよりアンが頼んだものの方を気に入ってしまいます。でも、その夜に食べたものは、どれもこれもおいしいものばかりでした。このお店の料理は、辛味(赤トウガラシ)と酸味(酢)、そしてピリっと舌を刺す刺激(四川山椒)などを組み合わせ、独特の四川風味に仕上げています。ホテルへ引きあげる前に、アンがこのお店で四川山椒を買い求め、料理が大好きな中国系アメリカ人の友人へのお土産にしていました。

 アンも私も、APECの開催地として日本政府は素晴らしい場所を選んだと思いました。横浜は国際都市ですから、APEC首脳たちも居心地良く感じることができたはずです。また理由は異なりますが、横浜はアンにとっても私にとっても特別な意味があります。アンの父は、米国に移住した時、ほかの多くの日系移民と同様、横浜からシアトルに向かう船に乗りました。そして横浜は、私の地元のサンディエゴと姉妹都市でもあります。事実、サンディエゴの観光名所のひとつである「友好の鐘」は、横浜市民から私の故郷に贈られたものです。

ではまた次回。

ジム

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ジム様

日頃のご多忙な御任務に畳みかけるようにAPEC・北朝鮮問題。いったい...?世界の皆が前向協力的理解・発展をなしとげる解決法を 私は先日、高齢たるもアメリカ留学をなしとげ生き生きと活動なさる方にお会いし、これからの己の立ち居地、振る舞いを考え改めている次第です。諦めず辛抱強く..

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