Z Notes Blog by Jim Zumwalt
Z Notes Banner
ライスボウル

(2011年1月18日)

(写真提供 朝日新聞社)

 新春の1月3日に開催された「アメリカンフットボール日本選手権第 64回ライスボウル」にご招待いただき、アメフトファンの私は、在日米国大使館を代表して伺うとふたつ返事でお受けしました。東京ドームでの毎年恒例のこのアメリカンフットボールの試合は、学生代表と社会人代表が日本一をかけて戦います。

 アンと連れ立って東京ドームに入るとすぐに、米国の大学フットボールの試合と多くの共通点があると感じました。場内は一方が立命館大学パンサーズを応援する、立命館のスクールカラー「赤」を身に着けたファンたち、そしてもう一方はオービック・シーガルズの「青」のチームカラーを身に着けたファンたちで埋め尽くされていました。両チームのチアリーダーたちがそれぞれのファンを率いて熱心に応援合戦を繰り広げ、両チームの選手たちは興奮して激しくぶつかり合いました。ハーフタイムショーは素晴らしいマーチングバンドと旗手が登場し、まるでアメリカ国内の大学キャンパスでのフットボールの試合会場にいるような感じでした。

 でもこのアメフトの試合にはどこか日本的なところもありました。場内アナウンスで審判団が紹介されると、審判員全員がエンドゾーンの外側に立って帽子を取り、フィールド上の選手たちに向かって深々とおじぎをしました。試合を観戦するファンの中には、優雅に髪をまとめた晴れ着姿の女性もいました。観客席が一瞬静まり返ったことがあったのですが、これはチアリーダーがシーガルズのファンたちに静かにするように合図をしたからで、キッカーが集中できるようにするためでした。観戦中アンと私が食べたのは、焼きそばや枝豆など典型的な日本の食べ物でした。

 試合終了後、私はフィールドに降り、勝ったオービック・シーガルズにアメリカ大使館杯を授与しました。続いて勝利チームには岐阜県の高山市長から和仁農園のお米90キロが贈られました。市長には重すぎて持ち上がらなかった米俵も、オービックの体格のいいラインマンが軽々と運んでいました。

 ご厚意によりアンと私も、コンクールで賞を受賞したこのお米を1袋いただきました。このお米は、先日アンが友達のためにおすしを作った時に使わせてもらいました。おいしいお米の袋を手に、とても満足した気持ちでライスボウルの会場を後にしました。アメリカのアメフトの試合との共通点や違いも楽しめました。

今年のライスボウルのポスターをご覧になるにはこちらからどうぞ。

ではまた次回。

ジム

Embassy of the United States Embassy Main |  U.S. Citizen Services |  Visas |  Policy Issues |  State Department
Contact Us |  Privacy |  Webmaster