(2011年5月17日)

　今回のゲストブロガーは、在福岡米国領事館の総務部で働く岡村佳香さんです。この間の九州訪問では、岡村さんの運転技術とその非の打ちどころのない英語にとても感銘を受けました。そこで領事館でのご自身の仕事について、私のブログの読者の皆さんのために何か書いてもらえないかと岡村さんにお願いしました。

ジム

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日本初の女性運転手として学んだこと

　私は、昨年8月に在福岡米国領事館で仕事をすることが決まりました。総務部の一員として第一運転手も任されることになった際に、在日米国大使館・領事館において初の女性運転手だと知りました。

　私の運転手としての仕事は主に首席領事の送迎です。お客様やVIPの方の為の福岡領事館管轄内の運転・ルート確認・移動時間の計算・確保などもあります。

　仕事を始めて、VIP運転手では女性が殆どいないということがわかりました。行く先々で、女性が米国公用車を運転しているということで、日本人の方だけに限らず、他国の領事館運転手の方達にも驚かれます。女性である私が、男性の方が多い職種の中で仕事をするのは、肉体的にも精神的にも大変なことだと感じています。

　今年2月上旬にアメリカでセキュリティードライビングのトレーニングがありました。世界中から運転手を集めてトレーニングをするのですが、そこで開設以来3人目の女性だと聞かされ、とても光栄に思いました。そこで学んだものは、VIPを運転することに対する大変さ、重要さです。

　ただ運転をするだけではない、厳しい世界があることを1週間の間にしっかり学び、それによって私自身の仕事に対する姿勢も大きく変わりました。

岡村佳香