(2011年6月14日)
總持寺は私が日本で最初に訪れたお寺。ホストファミリーのご子息に自転車で連れて行ってもらいました。その時は、にぎやかな工業都市・横浜の真ん中にある境内の平穏と静寂に心を打たれました
私が高校の交換留学生として初めて日本に来たころ、地元の横浜市鶴見区内で私が気に入っていた場所のひとつが古刹・總持寺でした。
總持寺は急な坂を登ったところにあります。それでも自転車でこのお寺に行くと、境内の静けさを満喫できました。本堂にある金色に輝く釈迦如来像、優雅な金襴、そしてそこはかとなく漂うお香の香り。カリフォルニアからやって来た少年の目には、何もかも素晴らしく異国情緒に溢れているように見えました。境内の花々や立ち並ぶ緑の大木には、特に目を奪われてしまいました。
この間、總持寺にあらためて参詣してきました。その美しさはあのころの記憶のままでした。その時に總持寺の境内で撮った写真をご覧ください。
本堂の「仏殿」全景。一見すると古そうですが、実際の建立は能登半島にあった總持寺祖院が大火によって焼失した後のことで、今から100年ほど前です。当時の能登の本山貫首が首都・東京の近郊への寺基移転を決断したそうです
仏殿には由緒ある釈迦如来像「釈迦牟尼仏（しゃかむにぶつ）」が祭られています
日本の多くのお寺と同様、總持寺の各伽藍（がらん）も屋根付きの長い回廊でつながれています
にぎやかな横浜市街から坂の上にある總持寺の静かな境内へといざなう参道
ではまた次回。
ジム
総持寺のブログ拝見しました。禅寺の雰囲気が伝わる見事な写真ですね。すばらしい。
私は横浜の総持寺には行ったことが無いのですが、実家は能登の総持寺の隣町です。ご存じかもしれませんが、能登の総持寺を訪れる禅好きのドイツ人を主人公にした映画があります。MON-ZEN[もんぜん]けっこう楽しんでいただけると思いますので、ご紹介まで。機会がありましたら、能登の方にもいらしてみて下さい。では、失礼します。
ジム様
なんと鮮やかなお写真、久しく見ていない整えられた風景。ありがとうございます。これまで以上に「美しい日本」創ってゆかなければご協力お願いいたします。
