旧東海道の旅
(2011年7月15日)
旧東海道の道幅はちょうどこのくらいだったはず
和菓子屋さん
私は時々都内を歩くのですが、この前ふと、日本橋が起点の旧東海道を歩いてみようと思い立ちました。
残念ながら、広重の木版画で有名になった日本橋は当時の景観が消えて久しく、今では川の上を高速道路が通っています。それでも品川に着くと、昔のままのお店が並ぶすてきな石畳の道に出ました。
小腹がすいたので、和菓子をひとつ買いました。この商店街は人通りも多く、史跡巡りをする私のような観光客の姿をたくさん見かけました。
このお寺 の心地良い静けさの中で一休み
さらに西へと足を進め、かつて旧東海道を行き来する旅人の多くが立ち寄ったお寺や神社を何カ所も通り過ぎました。その中で私が気に入ったのは「成田山」です。ここには一休みする木陰がありました。
旧東海道は途中で途切れながらも、都内各所を抜けて続いています。大森では、住民の皆さんが歴史にその名を残す地元を誇りにしているようでした。街道沿いには標識がいくつもあり、大森の歴史を今に伝えています。
大森にあるこの標識から旧東海道沿いにこじんまりした商店街が続く
ここが私の折り返し点
品川区内の旧東海道近くにある成田山
さすがに京都までずっと歩くことはできませんでしたが、それでも多摩川を渡り、神奈川県入りは果たしました。日本橋から25キロ地点の標識があるところで写真を1枚撮り、そこから折り返して東京に帰って来ました。歩き疲れた私には、江戸からはるばる京都まで歩き通すのがどんなに大変だったかが容易に想像できました。
ではまた次回。
ジム
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