Z Notes Blog by Jim Zumwalt
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ゲストブロガー レイチェル・ブルーネット・チェン 「横須賀のペリー祭り」

(2011年8月16日)

 今回のゲストブロガーは、在日米国大使館の政治部で働くレイチェル・ブルーネット・チェンさんです。

ジム


緊密な日米関係を祝う

「ヤンキードゥードゥル」を演奏する海上自衛隊音楽隊

 私は先月、米国大使館を代表し「水師提督ペリー上陸 158周年記念式典」に出席してきました。神奈川県横須賀市主催のこの行事は、同県の浦賀沖にやってきたマシュー・ペリー提督の上陸場所からほど近いところにある横須賀市立横須賀総合高等学校で行われました。昨年は日米安全保障条約50周年を迎えましたが、日米両国の友好関係はペリー提督が日本に初来航した1853年7月8日までさかのぼります。

 今年のペリー来航記念式典では献花と音楽の演奏のほか、吉田雄人横須賀市長と日本の外務省および米国大使館の代表のあいさつがありました。

 式典では、海上自衛隊横須賀音楽隊の皆さんがアメリカの往年の名曲「ヤンキードゥードゥル」を、そして横須賀市立神明中学校の生徒さんたちが横須賀市の公式ソング「ペルリ提督上陸記念祭の歌」を披露してくれました。とても感動的でした。海上自衛隊幹部、在日米海軍将校、国会議員、横須賀市議会議員、そして横須賀市民の皆さんも来場しており、会場はお祝いムード一色でした。

 日米両国は現在、通商・教育・文化・安全保障の各分野で緊密な協力関係にあります。これを目にしたら、ペリー提督も喜んだのではないでしょうか。提督が日米両国の近代史で果たした重要な役割が、お祭りや打ち上げ花火とともに、横須賀市主催の公式記念式典で今も毎年たたえられていることをペリー提督が知ったら、きっと感激することでしょう。

吉田雄人横須賀市長と献花(手前が私)

 今日、横須賀は多くの米海軍軍人とその家族にとって、温かく迎えてくれる「わが家」のような存在となっています。横須賀市は、ペリー提督が日本来航時に思い描いていたであろう友好の精神を体現している真の国際都市と言えます。

 式典後のレセプションで、横須賀市の姉妹都市、テキサス州コーパスクリスティ市との交流プログラムで初めての海外旅行を間近に控えている、横須賀市内の学校に通う元気いっぱいの生徒さんたちとお話をする機会がありました。ペリー提督をたたえる式典で日米関係の長い歴史を再認識したと同時に、横須賀で会った若者たちからは日米友好関係の明るい未来を感じることができました。

レイチェル・ブルーネット・チェン

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