(2009年3月13日)
私にとって仕事上で最も楽しみなことのひとつとして、ほかの人たちに影響を及ぼすことができる、興味深い人たちと出会うことがあります。
先日、妻のアンと私は東京の自宅で、多くの日本人女性をお迎えして、「国際女性の日」を祝うレセプションを開きました。政治、ジャーナリズム、科学、公共サービスなどの分野での皆さんの実績に、私たちはとても感銘を受けました。特に、当日、国務省の「勇気ある女性賞」に在日米国大使館が推薦した竹中ナミさんに表彰状をお贈りできたことは、とても光栄なことでした。障害を持つ人たちを支援する社会福祉団体「プロップ・ステーション」の理事長として障害者支援を推進する竹中さんは、障害を持つ子供たちのための医療・福祉・教育の改善への取り組みを話してくれました。彼女の話を聞き、障害を持つ子供たちにより良い人生を送ってもらおうと活動する竹中さんを勇気づけたのは、深刻な身体的・知的障害を持って生まれてきた、竹中さんご自身の娘さんへの愛情だったのだと、私は感じました。
アンと私は、当夜お会いしたすべての女性たちが、決意を持ってそれぞれの仕事に取り組まれていることに感じ入りました。長い経験をお持ちの方もあれば、それぞれの分野で指導者としての活躍を始められたばかりの方もおられます。妻のアンは、彼女たちが「1人の力」をまさに体現している、と言いました。「1人の力」とは、1人の人間がこの世界に影響を及ぼすことができる、という概念です。確かにあの夜、レセプション会場には、大きなエネルギーと才能ある人材が溢れていた、と私も思います。このイベントのおかげで、私は日本の未来を楽観視するようになりました。
女性たちによる日本の社会への貢献について、皆さんはどのように感じているのでしょうか。皆さんのお考えをお聞かせください。
ではまた次回。
ジム