Z Notes Blog by Jim Zumwalt
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名古屋ウォーカソン

(2009年5月29日)

 在日米国商工会議所(ACCJ)中部支部が主催する年次イベント「ウォーカソン・国際チャリティーフェスティバル」が、先週末、名古屋市内の鶴舞公園で開催され、私も参加してきました。このイベントは、名古屋を拠点にする米国企業が、地元住民の友好と協力に対する感謝の気持ちから始めたもので、地域社会に何かお返しをしたい、という思いが込められています。ところで、「ウォーカソン(walkathon)」という言葉は、「歩く」という意味の「walk」と「マラソン(marathon)」という2つの言葉を組み合わせてつくられたものです。ウォーカソンでは、大勢の人が一緒になって長い距離を歩き、社会的に意義のある活動をアピールしながら、「マラソン」のように長い時間をかけて慈善目的の募金活動をします。

 今年は、河村たかし名古屋市長もこのイベントに参加され、うれしく思っています。河村市長の英語まじりのあいさつで参加者が盛り上がり、市長の「よ~いドン!」というかけ声で、ウォーカソンが始まりました。それを合図に、総勢約3000人の参加者が公園内を歩き始めました。参加者の中には、ベビーカーに小さな子供を乗せた家族連れや、犬の散歩がてらの人たちもいました。在名古屋米国領事館のマックス・カク首席領事が、私と一緒に5キロの並木道のコースを歩いてくれました。このコースは、ボランティアをした名古屋国際学園の生徒さんたちが準備してくれました。バラ園を抜け、きれいなハナショウブが咲く池のほとりを歩きました。このコースには、ボランティアの生徒さんたちの手で、お祭りの時に使うような赤い旗で飾りつけがされており、そこには地元のいろいろな慈善団体に寄付をした企業名が示されていました。

 「完歩」後には、多くの慈善団体の案内所に立ち寄ったり、焼き鳥やバーベキュー・ビーフ・サンドイッチを食べました。このイベントをインターネットで知り、ボランティアとしてやってきたという、日本の若い大学生との出会いもありました。当日は一日中、日米両国のバンドやアーチストたちが、バトントワリング、ラインダンス、チアリーディングといったアメリカン・スタイルの演技を披露してくれました。たくさんの幸せそうな家族連れが、美しい公園で一緒に楽しんでいる様子を見ていて、ACCJ中部支部と名古屋国際学園から参加した大勢のボランティアの皆さんのおかげで、このイベントが成功し、日本人も外国人も同じように交流して、共通の目的を推進することができたことを、ありがたく思いました。

ではまた次回。

ジム

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