Z Notes Blog by Jim Zumwalt
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日本語を学ぶアメリカ人

(2009年8月13日)

 今月初め、私は、とても優秀な3人のアメリカ人高校生にお会いしました。カリフォルニア州サンノゼのハーカー高校の生徒さんで、日本語を学ぶアメリカの高校生のために毎年開かれる「ジャパン・ボウル」の第17回大会(2009年)優勝チームのメンバーです。ジャパン・ボウルは、さくら祭りの期間中に、ワシントンDC日米協会が主催する学術的な競技会で、全米各地から集まった高校生のチームが日本の歴史、地理、言語、文化、時事問題といったテーマの質問に回答して優劣を競います。今年は63チーム、183人が参加しました。それほど多くの参加者と競争して勝ち抜いたハーカー高校の皆さんに、私はお祝いを述べました。

 3人とも、とても素晴らしい生徒さんでした。1人はプリンストン大学で応用物理学を学ぶ予定だそうです。もう1人は外交官志望でジョージタウン大学に入学することを希望しています。3人とも日本語と日本文化の学習に秀でています。なぜ日本語を学ぶことにしたのか聞いたところ、1人の男子生徒は、子供のころから日本の漫画を読むのが好きだったからと答えました。1人の女子生徒は、アニメに関心があったことから日本にひかれるようになったそうです。別の女子生徒は、友だちが日本語を習っていたからとのことでした。

 彼らと話して、私は、日米関係の将来は大丈夫だと感じました。私たちの将来は、文化や言語の違いを埋めるために難解な言葉を習っている、彼らのような聡明で勤勉な学生にかかっています。アメリカの若者が、日本の現代社会への関心から日本語の学習に魅力を感じるようになったということを知って、とてもうれしく思いました。私は、英語を習得するために同じように一生懸命頑張っている大勢の日本の学生さんにもお会いしたことがあります。こうした若い人たちが、将来の日米関係の舵取りをしていくのです。彼ら3人の前途有望な高校生が何かを示唆しているとすれば、それは、日米関係がこれからも安泰ということでしょう。

ではまた次回。

ジム

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