Z Notes Blog by Jim Zumwalt
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佐世保を訪れて

(2009年8月18日)

 私は、長崎県の佐世保市を訪れるのをいつも楽しみにしています。というのも、佐世保は、いくつかの点で、私が生まれ育ったカリフォルニア州サンディエゴのことを思い出させてくれるからです。佐世保とサンディエゴは姉妹港ですが、この関係はこの2つの港湾都市にとってふさわしいものと言えます。なぜなら、いずれの都市も、米海軍基地を擁する美しい自然港を持つことを誇りとしているからです。

 サンディエゴ市民のひとりとして、私も、米軍基地を受け入れている地域社会の重要な役割を理解しているつもりです。子供のころ、私は米海軍の軍人の子供たちと同じ学校に通い、空母艦載機が飛行訓練をしている空の下で遊んでいました。サンディエゴ市民は、基地が自分たちの住む社会に不可欠な要素になっていることを認識しています。一方で、基地を抱える社会に住むことには、プラスとマイナスの両面があることも認識しています。日本でもそうですが、基地が地域社会とうまく共存するために、地元自治体と基地の関係者の間で、何度も話し合いが行なわれています。こうした意思の疎通は、地域社会と基地の双方にとって有益な関係をつくり上げるために、なくてはならないものです。

 米海軍佐世保基地司令官のフランシス・X・マーティン大佐からは、米海軍が西太平洋地域で任務を遂行するために、日本の自衛隊と日本人の基地職員が重要な役割を担っている、という話を聞きました。大佐によれば、多くの日本人職員による貢献を褒めたたえる記念の額が基地内にあるそうです。また、日米同盟への貢献を誇りとする大勢の自衛隊員の方たちにもお会いしました。

 今回の佐世保訪問は日米協会のお招きによるものでした。温かく迎えていただき、私のために開いていただいた素晴らしいレセプションでは、100人を超える日米協会の会員の皆さんとお会いすることができました。多くの方々は、この地域の平和と安定の維持に寄与する米軍の駐留を受け入れている佐世保市の役割を誇りに思っておられました。私は、そのうちにまた佐世保を訪れて、こうした大勢の新しい友人の皆さんとの関係を新たにしたいと思っています。

ではまた次回。

ジム

COMMENTS

Jim さん

佐世保を訪問されたことをブログで拝見し、大変うれしく思いました。私の故郷でもあり、30年ほど前にJimさんに自宅までお越しいただいたことがあるからです。私の両親はいまも佐世保で健在で、Jimさんがりっぱな外交官になられ、臨時代理大使を務められたと聞いて、大変懐かしく喜んでおりました。いよいよルース大使が来日され、これまでとはまた違った忙しさになると思いますが、ご自愛されて下さい。

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