Z Notes Blog by Jim Zumwalt
Z Notes Banner
アメリカの祝日―ハロウィーン

(2009年10月30日)

 南カリフォルニアで過ごした子供時代、私の好きな祝日はハロウィーンでした。アメリカでは、10月31日の夕刻に、仮装した子供たちが近所の家を1軒ずつ訪ね歩き、呼び鈴を鳴らします。そして誰かが出てくると、みんなで一斉にこんな決まり文句を唱えます。「トリック・オア・トリート(お菓子をくれなきゃ、いたずらするよ)!」(ここにアメリカのハロウィーンについてのおもしろいデータがあります)

 でも、いたずらをしなければならないようなことは、一度もありませんでした。というのも、行く先々で小さなお菓子をもらえたからです。キャンディー1個が普通でした。実際には、訪ね歩いたほとんどの家では、家の人たちが大勢の子供たちがやってくるのを見てうれしそうな顔をしていました。私たちも、とてもたくさんのお菓子をもらって、幸せな気分になったものです。私がまだとても小さいころは、姉と妹と私の3人で、いつも一緒に近所を回りました。その時は、父もついて来てくれました。大きくなると、学校の友達と落ち合ってから、この「儀式」に行くようになりました。

 近ごろは、アメリカ人の親たちは、既製品の仮装衣装を子供のために買ってくることが多いようですが、私が子供のころは、ほとんどの子供たちが、親の手を借りながらも、自分で衣装をこしらえたものです。私の母はとても独創的な人で、私が小学生の時には、いつも私の衣装作りに手を貸してくれました。

 この写真は1963年に家の庭で撮ったもので、姉と妹と私の3人がハロウィーンの衣装を着て、近所を回りに行くところです。姉と私は「小さな妖精」に変装しています。妹のバーバラは、ピンクの衣装に、手作りの仮面をかぶって、「不思議の国のアリス」に出てくるチェシャーキャットに変装しています。

ではまた次回。

ジム

ホワイトハウスで行われたハロウィーンのイベントの様子はここをご覧ください。

COMMENTS

"ハロウィーン"と聞くと、カリフォルニア・サンディエゴに留学していた頃を思い出します。わたしもドロシーの衣装で学校のパーティーに参加しました。

しかし、当時の私は"ハロウィーン"に子ども達がやって来ることを知らず、仮装した可愛いらしい子がお母さんと一緒に、住んでいたアパートに次から次へと・・・。 慌ててお菓子を買い込みに行ったことを思い出します。 とても懐かしく、良い思い出です。

私にとってのハロウィーンは、Snoopyたちのカボチャ大王です。日本にも「芋ぱくり」といって、名月のお供え物を子供たちが盗んでもよい日があったようです。(絵本で読んだのですが・・・)こんなお祭りに復活してほしいです。(ついでに、私も子供に戻らなきゃ)きのう、AFS博多の方からブログのことを教えていただいたので早速開いてみました。また、楽しいお話を読ませてください。福岡での講演も心待ちにしています。

Embassy of the United States Embassy Main |  U.S. Citizen Services |  Visas |  Policy Issues |  State Department
Contact Us |  Privacy |  Webmaster