Z Notes Blog by Jim Zumwalt
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サントリーホール―美しい外観と音響のコンサートホール

(2009年11月13日)

 アンと私は、都心の麻布台というところに住んでいますが、この地域をこの上なく気に入っています。活気に満ちた都会の真ん中の便利な場所にありながら、緑豊かなたたずまいの中に暮らしていることを、とても幸せに感じています。この地域には、私たちの好きな場所が何カ所かあります。そのひとつが、サントリーホールです。見た目の美しさもさることながら、コンサートで耳にした音響効果の素晴らしさには驚かされました。

 アンは、在日米国大使館広報・文化交流部の一翼を担う東京アメリカンセンター(TAC)の館長を務めています。日米の文化交流を促進するため、TACはサントリーホールと協力することがあります。例えば、先日、ニューヨークのジュリアード音楽院の音楽学科に在籍する学生さんたちが来日しましたが、その際、日本人の学生さんたちと顔を合わせる催しがTACであり、アメリカでの学生生活について語り合いました。アンから聞いた話では、日米双方の若い学生さんたちの間で、活発な意見交換があったそうですが、これは音楽を愛する共通の思いに触発されてのことだったようです。

 もちろん、今回来日したジュリアードの学生さんたちは、サントリーホールで演奏を披露しています。サントリーホールにも、若い世代にクラシック音楽の素晴らしさを伝えたり、若手音楽家を育成する「エジュケーション・プログラム」があるほか、どなたでもすてきな音楽に接することのできる無料コンサートがお昼休みに開催されています。

 こうしたことから、先日行われた「サントリーホール23周年記念ガラ・コンサート」にご招待いただいた時は、アンも私も喜んでこれをお受けしました。温かく、豊かな音色のチェロとコントラバスの作品を中心としたこのコンサートには、世界各国から来日したさまざまな演奏家が出演していました。心地良く、変化に富んだ音楽の夕べを、ほかの聴衆の皆さんと共に、十分に堪能させてもらいました。

ではまた次回。

ジム

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