Z Notes Blog by Jim Zumwalt
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自然の力

(2010年1月12日)

2007年7月に沖縄を通過した台風4号

 休暇を取って沖縄本島の南にある島々に行ってみようと思い立ってから、アンと私は、旅行パンフレットをいろいろと見てみました。そのどれにも、晴れ渡った青空の下できらきらと輝く海の写真が載っていました。でも、石垣島に着いたその日、ヤシの木は、どんよりと重く垂れ込めた曇り空の下で強風にあおられていました。石垣島での2日目には、強い風雨に見舞われました。それでも、このような風雨をもたらした「犯人」が台風であり、石垣島を通り過ぎて南に向かうと思われたため、天候は回復するだろうと期待していました。少なくとも、台風の進路からは外れている、と思っていました。

大風にヤシの木がたわんでいます。これは米国テキサス州での嵐の様子です (Wikipedia photos)

 ところが、この台風は突然Uターンして西へ方向転換してしまい、無情にも、こちらに接近してきました。この大型台風は強風と大雨をもたらし、海は大しけの状態でした。私たちが滞在していたリゾートの宿泊客たちの中には、慌てて滞在を切り上げホテルを後にする人たちもいました。到着予定の宿泊客のキャンセルも出る始末で、ホテルはだんだんと人けがなくなり、がらがらになってしまいました。アンと私はというと、多くの時間をホテルの部屋やスポーツジムで過ごし、ロビーで本を読んだり、音楽を聴いたりしました。

 悪天候もまた人生の一部、と割り切ることにしました。雨がもたらす水がなければ、この島の新鮮なサトウキビを味わうこともできないわけです。予定していた外出の代わりに、屋内スポーツに興じてみました。台風のおかげで、アンと私は卓球を楽しむことができました。結婚して23年経ちますが、夫婦で卓球をしたのは、これが初めてでした。自然の力を敬うことを教えられた次第です。

ではまた次回。

ジム

COMMENTS

ジム様

「偶然と必然」生意気ですが、わたしはすべての出来事を「必然」と考えるようにしています辛い事も残念だと想う事もあります でもジム様のように「人生の一部」と考えると先にどんな変化がおこることか楽しみです

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