Z Notes Blog by Jim Zumwalt
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銀世界のワシントン

(2010年3月9日)

ワシントンDCのリンカーン記念館からワシントン記念塔まで見渡す限り雪で覆われていました

 日米関係についての会議に出席するためにワシントンに出張しました。到着してみると、あたりは一面、雪と氷に覆われた銀世界。パワーショベルが大量の雪と氷をトラックに載せ、運び出していました。除雪車も道路の雪かきに追われていました。雪は車道と歩道の間にうずたかく積み上げられ、2メートルほどの高さになっていました。とにかく「寒い」の一言でした。

 ワシントン滞在中は、日本に関心を持つ政府関係者や学者の方々に会ってきました。国務省、国防総省、ホワイトハウス、米国通商代表部(USTR)の担当者などです。夜は、学者やシンクタンクの研究員と会い、日本と日米関係について真剣に議論してきました。日米関係の現状や日本の新政権のこと、そして日米間の地球規模の協力の見通しなどについて、質問攻めにあいました。

パトカーさえも雪で立ち往生していました

雪の重みで木の枝が折れるなど、雪は住宅所有者にさまざまな問題を引き起こしました

 私が会った人たちの中には、日本の政治・経済動向を注視する専門家もいましたが、大多数は日本専門家ではありませんでした。それでも、太平洋の反対側にある、同じ考えを持った友好国であり同盟国でもある日本との緊密な協力関係は米国の利益にもなる、と認識していました。彼らが知りたがっていたのは、核拡散防止、世界的な景気回復の促進、ハイチやチリの大地震のような自然災害への対応、気候変動対策などの差し迫った地球的規模の問題の解決に向け日米間の協力を強化するにはどうすればいいのか、という点でした。

 ワシントンの厳しい寒さとは対照的に、私が出席した室内での会議は、温かく和やかな雰囲気の中で行われました。ワシントンで会った人たちは日本に関心があり、関与を望み、そして今後も日米パートナーシップの強化に取り組むことに前向きな姿勢を見せていました。

ではまた次回。

ジム

COMMENTS

ジム様

美しいワシントンの美しい雪景色、ありがとうございます「日米パートナーシップの強化に取り組むことに前向きな姿勢をみせていました」とのこと。独り安堵しておりますむしろ日本国政治の軸のない言動、考え方に不安を覚えます。パートナーシップの強化↑わたくしたち日本国民にアドバイスくださいませ

私的には、世代によって異なる適応速度等に合わせて、網羅しているのがアメリカ大統領選挙の期間だと理解していますが、これは、波及的だったり、連動的だったり、等、そのように理解した方が無難のような気がします。不思議と、こちらも同様に大雪でした。

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