Z Notes Blog by Jim Zumwalt
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フレンドシップ弁当

(2010年4月6日)

 アンと私は先日、「フレンドシップ弁当」という駅弁を食べる機会を得ました。まさに「おいしい」の一言でした。

 「フレンドシップ弁当って、いったい何?」と、皆さんは思われるかもしれませんね。

 「フレンドシップ弁当」は、山梨県と米国のアイオワ州の姉妹県州締結50周年を記念して生まれました。姉妹県州締結のきっかけとなったのは、1959年にアイオワ州が山梨県に豚を送ったことでした。その年、2つの台風によって、山梨県の畜産農家に大きな被害が出たという話を聞いたアイオワ州の農家が、種畜用に35匹の種豚を日本へ空輸しました。その3年後には、アイオワ州からやって来た豚は繁殖して、最初の35匹から500匹を超えるまでになっていました。こうして、アイオワ州と山梨県の農家同士の長い友好の歴史が始まりました。そして30年後、アイオワ州の農家が壊滅的な洪水の被害を受けると、今度は山梨県の農家が募金し、集まったお金をアイオワ州の友人たちへ送りました。

とてもおいしかった!

 「フレンドシップ弁当」は、日米両国の美味しい食材を組み合わせたものです。米国産の食材として使われているのは、豚肉、ブロッコリー、プルーンピューレ、それにクルミ(タレ用)です。日本産の食材は、白米、ゴボウ、ニンジン、カボチャ、ミニ玉ねぎ、ジャガイモ、ナメコ、タケノコ、そしてワイン風味の甘いくずもちです。

 アメリカと日本の食材を組み合わせた、このおいしいお弁当を食べてみたい方は、東京、新宿、上野の各駅で1箱900円で買うことができます。東京・山梨間の中央線の一部の駅でも売っています。皆さんもこの駅弁を食べて、日米両国の食材の組み合わせの妙をご自分の舌で確かめてみてはいかがでしょうか。

 このお弁当は自分で作ることもできます。レシピはこちらをご覧ください。

ではまた次回。

ジム

COMMENTS

ジム様

「日の丸弁当」ご存知ですか?日本のおべんとうには大方梅ぼしがはいっています。アメリカのランチBOXにはピーナッツバターサンド?本当ですか?

私が小学生だったころ、お弁当でよく食べていたのは、ピーナッツバターのサンドイッチでした。いつも持っていったのはミルクと、それにリンゴやオレンジなどの果物を一切れ。母はいつも、クッキーなどのお菓子も持たせてくれました。

ジム

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