Z Notes Blog by Jim Zumwalt
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時を超えた繋がり:日本のアーティストとアメリカ

(2010年4月23日)

スージー夫人と、監修学芸員のロジャー・マクドナルド氏(写真中央)、大林剛郎・大林組代表取締役会長(写真右)

 アンと私は、ジョン・V・ルース駐日米国大使とスージー夫人の住まいである大使公邸で開かれた展覧会のオープニング・レセプションに出席しました。スージー夫人の話では、この展覧会を思いついた背景には、日米同盟50周年に当たる今年、公邸の広い空間を生かし、芸術分野での日米両国の緊密なつながりに光を当てたいという思いがあったのだそうです。「時を超えた繋がり:日本のアーティストとアメリカ」と題したこの展覧会では、米国生活の経験を持つ現代の日本人アーティストたちの作品を展示しています。その多くがレセプションに姿を見せ、アンと私は彼らの作品や米国での経験について話を聞くことができました。

 あるアーティストは、米国で過ごした日々のおかげで創作の幅が広がった、と話してくれました。この彼の話で思い出したことがあります。私自身も、最初の日本留学体験を通して、異なる思考様式を持つ別の文化に目を向けるようになったのです。当時を振り返ってみると、最初のうちは、自分が理解できない文化や考え方の違いについて、いささか批判的だったように思います。でもそのうち日本の習慣に慣れてくると、初めての経験も素直に受け入れられるようになりました。

 都内にある駐日米国大使公邸は、これまで16人の歴代米国大使が住まいとしてきた特別な場所です。1931年の開館以来、日米の政治家だけでなく、財界人や文化人など大勢の方々がここで意見を交換してきました。大使公邸は、日米間の文化・人・意見の交流の豊かさに光を当てる現代日本美術の展覧会にふさわしい、素晴らしい舞台だ―アンも私もそう思いました。

 株式会社大林組がこのオープニング・レセプションについての記事を書いています。写真も掲載されているのでご覧になってください。大林組は1931年に大使公邸を完成させ、1995年には改修工事を行いました。

ではまた次回。

ジム

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