Z Notes Blog by Jim Zumwalt
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新しい米国市民

(2010年5月18日)

2004年10月18日、都内の駐日米国大使公邸で市民権の宣誓をする兵士たち

 4月23日、私はとても素晴らしい1日を過ごしました。米軍に所属する外国籍の兵士とその家族のために横須賀で開かれた米国市民権授与式に出席し、新たに米国市民となった皆さんにお会いしたのです。この日、在日米軍の海軍・海兵隊兵士36人および兵士の家族32人が宣誓して米国市民となりました。

 最近まで、米国の法律では、米国への帰化を望む外国人が米国市民権を取得できるのは、米国内に限られていました。しかし、2004年に連邦議会で例外規定が可決され、外国で任務に就く米軍兵士とその家族は、駐留先で米国市民権を取得できるようになりました。

 新たに米国市民となる人たちは、米国の歴史、憲法、そして市民の権利と責任に関する試験に合格するために、猛勉強しなければなりません。今回横須賀で市民権を得た人たちの出身国は、23カ国に上りました。中国のような大きな国からフィージーのような小さな国まで、そして近いところでは韓国、遠くはキューバまでさまざまです。彼らは興奮した様子で誇らしげでした。多くの友人や家族も同席し、米国旗を振ったり、写真を撮っていました。

こちらは今年4月23日、横須賀での米国市民権授与式の様子

 授与式は日米両国の国旗を持つ儀仗(ぎじょう)兵の入場で始まり、続いて日米両国の国歌を歌いました。従軍牧師が授与式開催に当たって祈りの言葉を唱えた後、私から、新たに米国市民となった皆さんに贈る言葉として、帰化して米国市民となった母の話をしました。続いて、ヨハネス・ゴンザレス上級上等兵曹が、出身国パナマの伝統を受け継ぎながらも米国市民になることを誇りに思う、と述べました。

 最後に、米国国土安全保障省のケン・シャーマン氏により、市民権の宣誓が執り行われました。感動的な瞬間でした。参列者の多くが前に走り出て写真撮影をしました。それから、米国市民となった2人の子供が「忠誠の誓い」を唱え始めると、その場にいた全員が唱和しました。そして、新しい米国市民にお祝いの言葉を述べるオバマ大統領の短いビデオを見ました。私はシャーマン氏と共に、彼らひとりひとりに、米国市民であることを証明する「帰化証明書」を手渡しました。この日、市民権授与式は23カ国の国民68人が参加して始まりましたが、終わった時には68人全員が、ひとつの国、つまり米国の市民になっていました。

ではまた次回。

ジム

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