Z Notes Blog by Jim Zumwalt
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東京湾大華火祭

(2010年8月20日)

東京湾に架かるレインボーブリッジの上に打ち上げられた花火

 先週の土曜日(8月14日)、カリフォルニア州サンディエゴの両親と電話で話した時、その夜にアンと花火見物に出かける予定にしていることを伝えました。すると、「今日は特別な日なの?」と聞かれました。アメリカ人ならそんな風に聞くのはごく自然なことです。私たちアメリカ人が花火見物をするのは主に7月4日で、米国の独立記念日を祝うためだからです。

 両親には、日本では夏になると各地で花火大会があって、ずっと昔から続いている伝統だと説明しました。そして、その夜開催された東京湾大華火祭のことをブログで紹介する、と約束しました。これは、両親やほかのアメリカ人たちに、日本の花火見物についてもっと知ってもらいたい、と考えたからです。

 アンの友人が、JR浜松町駅近くの世界貿易センタービルの38階にある世界貿易センタークラブ東京からの花火見物に誘ってくれました。そこからは東京湾が一望でき、眼下の海岸線から東京湾の向こう側に見える勝どきの埋め立て地までの海上には、屋形船がひしめき合っていました。私たちは友人のスザンヌやジョンと共に、会の主催者に用意していただいたおすしや軽食、それにおいしいエビスの生ビールなどの夕食をごちそうになりました。

世界貿易センタークラブから見事な花火を見物しながらすしをいただく、アンと大使館職員のジョンとスザンヌ・バサラ夫妻

 やがてあたりが暗くなると、いよいよ花火の打ち上げ開始です。日本の打ち上げ花火はとても多種多様で、しかも色鮮やかなため、80分続いた打ち上げの間中、ずっと魅了されっぱなしでした。新聞で読みましたが、この夜は1万2000発以上もの花火が打ち上げられたそうです。

 ふと窓の外を見下ろすと、首都高速を走る車もゆっくりと徐行運転していました。「今夜はモノレールで羽田空港まで行くには最適な晩ね。モノレールから東京湾の素晴らしい夜景が間近に見えるはずだから」。スザンヌがこんな感想を口にしました。

故郷のサンディエゴの花火

 私にとって最高だったのは、アンと一緒に花火見物をしたことでした。アンは想像力がとても豊かなので、アンの寸評を聞いてその夜の花火見物を何倍も楽しめたからです。「わぁッ! 桜の木が泣いているみたい」とか「あれは私の好きな花火だわ。土星みたい」とか。ほかにもアンは、花火を「カエル」や「バラ(の花)」や「妖精が撒き散らす粉」にたとえました。本当に楽しい夜でした。その夜の花火見物に繰り出した10万人を超える人たちも、きっと私と同じように楽しんだのではないでしょうか。楽しい夏の思い出としていつまでも心に残るでしょう。

 今回、東京湾大華火祭に行けなかった方は、2年前の様子をこちらのビデオ(約3分間)でご覧ください。アンも私もこの花火大会に大満足した理由がお分かりいただけるはずです。

ではまた次回。

ジム

COMMENTS

ジム、アンさん、こんばんは。毎日熱いですね。大きな花火大会も好きですが僕は僕の子供が小学校の頃に家の前の道路で 花火をすると近所の子供達が集まって来て東京湾花火大会に負けない位賑やかでした。大人は縁側でビールを飲み、子供達はスイカを食べて過ごしました。跡片づけも子供達できちんとしました。

将来僕の子供、孫も近所の花火大会が出来るかどうか心配です。

ジム様

花火は心で見るものなのですね?「星の王子さま」をおもいうけました。

ジム、アンさん、こんばんは。

毎日熱いですね。大きな花火大会も好きですが僕は僕の子供が小学校の頃に家の前の道路で花火をすると近所の子供達が集まって来て東京湾花火大会に負けない位賑やかでした。大人は縁側でビールを飲み、子供達はスイカを食べて過ごしました。跡片づけも子供達できちんとしました。

将来僕の子供、孫も近所の花火大会が出来るかどうか心配です。

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