佐藤先生をしのんで
(2011年3月8日)
佐藤先生(2007年)
先日、米国大使館柔道部師範・佐藤静彌さんがお亡くなりになり、米国大使館は敬愛する師匠であり友人でもある方を失ってしまいました。
佐藤先生(左から2人目)と米国大使館柔道部の部員が、柔道部の初代名誉総裁のダグラス・マッカーサー駐日米国大使(中央)に記念の盾を贈呈(1959年)
佐藤先生は国際武道院の設立メンバーのお一人で、日本の武道を日本で暮らす外国人に普及させるために尽力された方です。
米国大使館柔道部は佐藤先生が1957年に設立され、毎週土曜日の朝稽古では米国大使館員とその子どもたちに心身を鍛えることの大切さを教えてくれました。
柔道技の形を示す佐藤先生
佐藤先生が亡くなられて寂しい限りですが、先生が生前に示された友情の精神と子どもたちへの愛情を私たちは決して忘れないでしょう。先生はもうこの世にいらっしゃいませんが、日本の武道のために尽くされた佐藤先生の在りし日の姿は、多くの大使館職員とその家族の心にいつまでも残るでしょう。
日本の伝統と価値観についてとても多くのことを辛抱強く、そして優しく教えてくださった佐藤先生に対する感謝の念はいつまでも消えません。私たちの人生の質が高まったのは、まさに佐藤先生のおかげです。
ではまた次回。
ジム
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