Z Notes Blog by Jim Zumwalt
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藍場川と桂太郎旧宅

(2011年8月23日)

 山口県萩市。私は先日、日本海沿岸に佇む、この絵のように美しい城下町を訪れ、素晴らしいひと時を過ごしました。

 萩市内を流れる藍場川(あいばがわ)周辺は、市内でもとりわけ美しいところです。この川の水を引き込んだ水路沿いには住み心地の良さそうな住宅街があります。私はそこをのんびりと歩いてみました。昔、この水路沿いに暮らす人々は、その水を炊事や風呂、庭の池に利用していたようです。

静かな流れの藍場川の水路で日陰を求めて泳ぐコイ

 水路伝いに歩いて行くと、緩やかに流れる澄んだ水の中をゆったりと泳ぐ、色とりどりのコイの群れが見えました。昼下がり、太陽の日差しを嫌うのか、水面に突き出た枝の下を隠れ家にするコイも数匹いました。

 水路に架かる石の橋を渡った先には、明治時代の有名な陸軍大将であり、内閣総理大臣も務めた桂太郎の旧宅があったので私も入ってみました。桂は幼少期を過ごした水路のほとりに、こぢんまりとした家を建てたのです。

 萩市のボランティアガイドさんが誇らしげに、桂太郎旧宅の中を案内してくれました。伺えば、全部で5部屋あるこの旧宅はかなり狭いのですが、桂はその中に小さな茶室を設け、茶の湯をたしなんでいたそうです。

萩市内にある桂太郎の質素な旧宅

 池のある庭も見せていただきました。この池は、家の外を流れる水路につながっているそうです。この静かなくつろぎの空間で読書を楽しんだと桂は書き記しているそうです。

 萩の美しい街並みを巡る静かな昼下がりの散策。私にとってきっと、忘れ得ぬ大切な思い出になるでしょう。

ではまた次回。

ジム

COMMENTS

私はアメリカの中産階級(大草原の小さな家の人々)とわが国の中産階級(サザエさん)は手が組めると見ています。ローラちゃんたちの行動にはところどころオヤッと思う事がありますが、大体においてよく似ています。オソラク道徳、倫理、人生観によく似た要素があるからです。

その人々がたたかった戦争は悲しい事でした、その階層がこの経済苦境で大打撃を受けています。

ジム様

山口県わたくしの生まれ故郷です。萩の町並みを久しく想い考え嬉しく想っています。私は下関の遂uカまれ近くに 「長府」という街があり「萩」にはおよびませんが小京都といわれる日本家屋、庭園&吉田松陰の家などなど 落ち着いた好い街です、この時期は「蛍」などご覧になれます。ぜひ..

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