Z Notes Blog by Jim Zumwalt
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東京都心に「セコイアの森」?

(2011年10月4日)

東京の「赤ちゃん」セコイアもすくすくと育って大きくなるといいですね

 このブログで以前、カリフォルニアのビッグツリーズ州立公園へ行き、そこで目にしたジャイアント・セコイアという巨木のことを書いたことがあります。これを読んだ読者のひとりから、「東京にもセコイアの小さな『森』があるんですよ」と教えていただきました。そこで私も早速、先日の昼休みにその「森」へ足を運んでみることにしました。

 くだんの「森」は、東京・港区のアークヒルズ裏手の気持ちのいい並木道にあります。堂々とした木が3本立ち並び、沿道の桜並木を見下ろすほどの高さでした。この「森」に近寄ってみると、セコイア特有の柔らかくて弾力性のある赤茶けた樹皮が目に留まりました。

樹名板のアップ

 そのうち1本の幹に掛けられていた小さな樹木名表示板を見ると、この種の樹木は1945年に中国・四川省の奥地で生木が発見されるまで、化石としての記録が残るだけの絶滅種と考えられていたという記述がありました。東京都心の赤坂にあるこの3本の「生きた化石」は、中国で見つかった木の種子から育てられたものです。

この夏、カリフォルニアでジャイアント・セコイアにしがみつくアン(左)と私(右)

 この3本のセコイアの木ですが、同属種が数千年もの寿命をもつことを考えれば、まだまだ「赤ちゃん」といったところでしょうか。果たして東京の赤ちゃんセコイアたちは、これからもニョキニョキと背が伸び続け、やがてカリフォルニアの樹高80メートルもあるジャイアント・セコイアと肩を並べるくらい大きくなるのでしょうか。この夏、私は東京の赤ちゃんセコイアたちにとっては「年上のいとこ」にあたるカリフォルニアのジャイアント・セコイアに会い、その壮観さに圧倒されてしまいました。1000年後、東京に住む人々がこの場所を訪れ、成長した3本のセコイアの壮観な立ち姿をを目の当たりにし、私と同様、圧倒されるようになればいいのですが。

ではまた次回。

ジム

COMMENTS

東日本大震災の際には、多くのご協力ありがとうございました。感謝申し上げます。戦後アメリカは友達でした。しかし今TPP参加という、奴隷になれということを要求しています。もう友達ではありません。押し付けないで。TPP参加断固反対。アメリカはもう友達なんかじゃない。TPP断固反対。戦争は起こらなくても多くの日本人は怒っています。TPP参加断固反対。断固反対。断固反対。

ご意見ありがとうございました。米国は日本にTPPへの参加をお願いしたことも、押し付けたこともありません。TPPに参加するかどうかは日本が自分の意思で決めることができます。ジム

こんばんは。強いアメリカを。デモを鎮静化させるには収入が高い層に増税をおこないデモをおこなっている人に何が望みかを確認して増税した分で彼等の望みを聞くしか鎮静化しないと思います。アメリカが強くなければ世界は安定しません。頑張って下さい。

こんにちは。ジムさんがお書きのメタセコイアの森を読みました。東京都葛飾区の都立水元公園には1,800本のメタセコイアの森がありますよ。森と池が絶景です。 一度お出掛け下さい。最寄駅は千代田線の金町駅です。

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