Z Notes Blog by Jim Zumwalt
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ゲストブロガー アンディー・アチッグ 「新ラーメン紀行――日本からアフリカへ」

(2011年10月18日)

 今回のゲストブロガーは、この夏に東京の米国大使館領事部からアフリカの在ガンビア米国大使館領事部に異動したアンディー・アチッグ領事です。

ジム


ガンビアでラーメン試食会

よりどりみどり

 東京の米国大使館に勤務していた2009年から2011年の夏にかけ、私は毎週金曜日の昼休みに、「ラーメン愛好会」の同僚たちと連れ立って大使館周辺のラーメン屋に出かけていました。それぞれがそこで食べたラーメン評を書き、その日に行けなくても後日食べに行くときの参考にしています。私もこの日本ならではの楽しい「文化」を学んで楽しい時間を過ごしました。

 東京を発つ日、日本人の同僚らが見送ってくれ、その時に餞別代りに持たせてくれたのが2ダースほどのインスタントラーメンでした。私が西アフリカにある次の勤務地、ガンビアの首都・バンジュルに向かっている時に「ラーメンの味が恋しくなったら」と、同僚たちが用意してくれました。

箸使いも面白半分

「ラーメン評」執筆中

 ラーメン好きの私としては、東京の同僚とのラーメン食べ歩きで生まれた仲間意識が懐かしくもあります。そこではたとひらめいたのが、ガンビア版「ラーメン試食会」でした。東京から持ち込んだラーメンをテーブルに種類別に並べ、こちらの領事部の同僚たちにそれぞれ選んでもらうことにしました。日本人である妻にも協力してもらい、事前に原材料の表示を確認して材料に豚肉を使っていないかどうか確かめておく必要がありました。というのもガンビア人の多くは豚を禁忌するイスラム教徒なので、その辺は気をつけておかなければと思ったのです。

 こちらの同僚たちには簡単に箸の使い方の手ほどきをしましたが、独創的な箸使いをする人もいました。中には糸巻きよろしく、箸に麺をぐるぐる巻きつける人も。これにはみんな大爆笑でした。同僚のうち2人は、それぞれ試食したラーメンが「どこかガンビア料理を思い出させてくれる味」と感想を口にしています。例えば何種類かあった魚介風味のラーメンのひとつは、ガンビアでよく食べられている「薫製ナマズ」に似た風味がするとのことでした。後でそれぞれが書いたラーメン試食の感想を東京の同僚に送りました。

 ラーメン以外の日は、同僚の1人がよく大使館近くの路上に店を出す屋台からサンドイッチを買ってきてくれます。焼きたてのフランスパンにのせるのはミートボール、ピリ辛ソース入りの豆、チキンなどいろいろなトッピングです。どれもこれも「うまいっ!」の一言です。

新しい同僚とラーメンをすする私(左端)

 東京でのラーメンと同様、今ではこちらの同僚たちとサンドイッチの感想を話し合い、味比べを楽しんでいます。東京からバンジュルまで世界各地の文化と伝統を交わらせることができるなんて最高です。

アンディー・アチッグ

COMMENTS

アンディー&ジムさま?「独創的な箸使い?」おもしろそうです?ラーメンを、ミートボールも美味しいのだと「思い出のスパイス」がきいてw)さらに食せることと 日本を懐かしんでいただきあいがとうございます。ガンビアでのご活躍 ご自愛くださいませ ありがとうございます。

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