Z Notes Blog by Jim Zumwalt
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銀座の手土産

(2011年12月20日)

 アメリカ人も日本人と同様、旅の思い出は友人や家族や職場の同僚と分かち合いたいものです。この間、米国への出張を前に、アメリカの友人たちに日本文化の香りを少しでも感じてもらえればと、銀座に出かけてお土産を少しばかり買い込んできました。そこで今回は、私の銀座での行きつけのお店を何軒かご紹介しましょう。

鳩居堂

 ここで買い求めたのはお香。国務省本省の同僚のためです。鳩居堂の銀座店の開業は明治13年(1880年)ですが、京都の本店は創業が寛文3年(1663年)です。ここのお香は他にはない実用的な贈り物になります。小型で軽量でも、アメリカ人には日本のお香文化が分かると好評です。このお土産を渡す時には、このお香は福井県の永平寺で使われているのと同じものと言い添えることにしています。またこのお店では、実に繊細で優美な和紙のクリスマスカードが手に入ります。 www.kyukyodo.co.jp


松崎煎餅

 創業文化元年(1804年)のこのお店は友人から聞いて知ったのですが、以来ここの常連で、私のアメリカのオフィスで働く同僚にこのお店のお煎餅を買っていきます。今回選んだのは「あられ」の詰合せ。店員さんによると、このあられの日もちは3カ月ほどだそうですが、私の場合「賞味期限」は気にしなくても大丈夫。というのも職場の同僚たちはいつも、その日のうちにきれいに食べつくしてしまうからです。 http://matsuzaki-senbei.com


養清堂画廊

 昭和28年(1953年)に開業したこの画廊は、銀座ではまだ歴史の浅い店と言えるでしょう。アメリカ人の友人に何か特別な贈り物をしたい時はこの画廊に出かけ、現代日本の版画を買い求めることにしています。少し前、妻のアンはここで福島県の田園風景を描いた版画を購入しました。これは原発事故への対応支援で一時的に来日したアメリカ人へのお礼でした。原発事故にもかかわらず、福島県には豊かな文化と美しい田園が残っていることを思い出させてくれるものとして、とても喜んでもらえたようです。 www.yoseido.com


玉木屋

 創業が江戸時代の天明2年(1782年)、東京・新橋のこのお店には、お正月のおせち用の甘く煮た黒豆と佃煮を買いに行きます。アンと私が特に好きのは「塩昆布」と「あさり」の佃煮。これはお茶漬けの友。

 ところで、皆さんも海外のお友達へのお土産を買う行きつけのお店があれば、ぜひご紹介ください。私がとりわけ興味をひかれるのは、何世代にもわたりひいきにされている老舗です。 www.tamakiya.co.jp

ではまた次回。

ジム

COMMENTS
私の一押しは「京観世」です。お店は鶴屋吉信で京都が本店ですが、東京支店は日本橋のたもとから100m位下流にあります。(デパートにもあります。)形はロールケーキのような、または忍者の巻物のような、味は上品で柔らかい「あんこ」です。一度ご賞味あれ。

ジム様

お土産は①その品や場所を写すタイプと②旅先と相手を想うタイプ

銀座でのジム様のchoceもジム様のその人となりを写すようなあたたかいものをおもいます。私は銀座では「Imperial Hotel」のサービスが大好きです日本人得意のおもてなしの心をフルに味わう事のできるHotel..モチロンジム様もご存知の事とおもいますけれど日本人はサービスが得意です米国の友人達も多く訪れるトコロです。

いつも楽しく拝見しています。私が外国の友人へのお土産によく使うのは、「嵩山堂はし本」というお店。和紙を使ったオリジナルカードやレターセットの店で、お菓子をのせる菓子敷き、懐紙などもあります。鳩居堂と比べると女性好みの品揃えですが、季節感のある楽しく綺麗な物ばかり。本店は京都ですが、銀座通りのニューメルサビル6Fに直営店があり、三越・高島屋本店にもコーナーがあります。http://suuzando.co.jp/about.htm

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