(2011年1月11日)
お店の前に並んだたくさんの福袋
アメリカでも「福袋」を売っている店を見かけることがありますが、新年の日本のお店とは全く違います。今年アンが、福袋を買って運試しをしてみたいと言い出しました。アップル製品の熱烈なファンのアンは(iMac、iPod、iPhone、iPad、iTouchを1台ずつ持っています)、銀座のアップルストアに行くことに決めました。
早起きして、アップルストアが開店する朝8時よりも前に銀座に着きました。シャッターの下りたお店の前の新年の飾り付けを眺めながら通りを歩き、銀座4丁目の交差点に差し掛かると、三越と松屋の前に長い行列ができていました。「あそこに行くのじゃなくて良かったね」と私はアンに明るく話しかけました。ひょっとしたら明るすぎたかもしれません。
(Photos from Wikipedia)
通りを渡ると、アップルストアの前にも長い行列ができているのが見えました。そこで辛抱強く待っている人たちはアップルファンに違いありません。なぜならその多くが白いイヤホンを着けていたり、待ちながらタッチスクリーンの携帯電話を使ってインターネットにアクセスしていたからです。そのブロックの端まで行くとようやく行列の最後尾が見えました。
「思ったほど長い行列じゃなかったな」と思いました。ところがその場所に着くと親切な警備の人が通りの向こうを指差しました。そこからまた行列が始まっていたのです! 私たちは通りを渡って次のブロックの端まで行列をたどっていきました。すると最後尾にいた別の警備員が、アップルストアの福袋は売り切れたと説明してくれました。待たずにアップルストアに入ることはできるけれども、福袋は買えないということでした。来るのが遅すぎたのです!
アンも私もとてもがっかりしたので、スターバックスでコーヒーを飲んでその気持ちを慰めることにしました。スターバックスには行列はありませんでした! 私がコーヒーを注文していると福袋があることにアンが気づいたので、ひとつ買って家に帰りました。その福袋にはコーヒーカップ、コーヒー豆、無料ドリンクのクーポン券などコーヒー通が喜びそうなものが入っていました。結局、私たちの銀座行きは無駄足にならずにすんだのです! 私たちの2011年は幸運の袋とともに始まりました。
ではまた次回。
ジム
ジム様
「心の福袋」をいっぱいに今年もよろしくお願いいたします。