Z Notes Blog by Jim Zumwalt
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東京での忘れ得ぬドライブ

(2011年2月1日)

 この間、米国大使館の環境・科学技術課で働くティム・チプロさんと、東京・青山にあるテスラ・モーターズ社のショールームに出かけ、同社の高性能スポーツカー「ロードスター」の試乗をしてきました。

 それが「環境」といったい何の関係があるのか――もしかしたら皆さんはそんなふうに思われたかもしれませんね。数カ月前なら私もそう思ったでしょう。私たちが試乗したのは、カリフォルニア州でテスラ社が設計した排気ガスゼロの車でした。このまだ若い企業は最先端の電気自動車技術の開発を急速に進め、シリコンバレーのビジネスモデルを自動車産業に応用しようとしています。また、運転が楽しくなるような排気ガスゼロ車を設計し、従来の「クルマ」の概念を変えようと試みています。

 テスラ・ロードスターで都内をひと回りしてみると、そのエンジン出力に驚かされました。テスラ社によれば、ロードスターの加速性は「発進から4秒足らずで時速約100キロに到達」するそうです。この宣伝文句が本当かどうかは、都心を走行中だったため試さずじまいでしたが、急に加速しても乗り心地は上々でした(ただし、あくまで「制限速度厳守!」でしたが)。

エンジンもとてもコンパクトです

 それとエンジン音が全くしなかったことも驚きでした。試乗車に乗り込み、エンジンをかけなければと思っていた矢先、車はそのまま音もなくすーっと動き始めたではありませんか。その時の私の驚きを想像してみてください。この静かな「乗り心地」というのは、エンジンの騒音もなく、都会のざわめきや風景を体感できた、という意味です。

 テスラのアジア太平洋地域ディレクターのケビン・ユーさんの話によると、同社では部品調達に当たり世界で最も優れた技術を探すそうです。例えば日本のパナソニック社と共同で、電気自動車向けの次世代バッテリーパックを開発中です。またトヨタ自動車とも電気自動車を共同開発しています。この高性能2人乗りスポーツカーを自分で実際に運転し都内をひと回りしましたが、日米両国の最先端技術を結集した環境に優しい車の運転の楽しさに驚きました。

ではまた次回。

ジム

COMMENTS

ジム様

スポーツカーでの素晴しい体験をされたご様子。資源エネルギーは減ってゆくばかり、互いの得意分野を活かし、協力し最先端のもっとむこうには美しい地球 平和な人類の世界があると信じたいです。そのためにも互いコミュニケーションを深く広くあたたかいものにしたいとおもいます。

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