Z Notes Blog by Jim Zumwalt
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被災ペット

(2011年5月10日)

福島県内の避難区域から救い出された犬

 ペットへの愛情はアメリカ人も日本人も同じです。多くの人たちが犬や猫などのペットを飼っており、愛する動物たちは家族の一員になっています。福島第一原子力発電所周辺の避難区域内に取り残されたペットのことを心配する人たちから、私のもとに数多くのお便りが寄せられています。中には米国政府に置き去りにされた動物たちを救ってほしいという声もありました。

 こうしたペットたちの窮状には私たちも心を痛めていますが、米国政府がペットの救助を目的に避難区域に立ち入ることは不可能です。一方で、ペットを救おうと立ち上がった3つの非政府組織(NGO)については、ぜひ皆さんにお伝えしたいと思いました。これらのNGOの支援者は動物が大好きで、救いの手を差し伸べようとできる限りのことをしています。

 このうちのひとつが「日本地震動物救援会(JEARS)」です。東北地方に本拠を置く「ジャパン・キャット・ネットワーク」、「アニマルフレンズ新潟」、それに「ハート徳島」の3団体が共同で運営する組織で、被災地へのペット救助チームの派遣を震災後直ちに開始しました。現地では飼い主とはぐれてしまったペットたちを診療し、ペットフードを与え、救助しています。また震災後、飼い主が面倒をみることができなくなったペットたちの里親探しの仲介もしています。詳細はこちらをご覧ください。

 「ヒューメイン・ソサエティー・インターナショナル(HSI)」は日本の緊急救援隊員と協力し、ペットの救助方法についてトレーニングを行っています。ペットの除染センター設置に向け、日本政府とも協力しています。

 3つめのNGO「アニマルレフュジ関西(ARK)」では、今回被災したペットならどんなペットでも保護することにしています。ここには引き取り手を待つ動物たちもいます。詳細はこちらをご覧ください。

 福島県の避難区域に取り残されたペットたちのことを心配されている皆さんも、ペットたちに救いの手を差し伸べようとしている、これらのNGOなどへの支援を検討してみてはどうでしょうか。

ではまた次回。

ジム

COMMENTS

ジム様

ムネが痛いです。わたしも以前2頭のラブラドールとくらしていました。二人とも13歳で亡くなり今は私一人。 主人(人間)の気持、パートナー(動物)の気持を思うと、とても辛いです。

まだ頑張ってくれてる子達を諦めたくないです。助けられる命です。愛護団体の20km圏内での活動を認めて欲しいです。どうかアメリカ政府からも日本政府に要請して下さい。何回でも要請してください。日本政府の重い腰を上げさせる為に…どうかお願い致します。HSIのご活躍はエンジェルズのブログで拝見させていただきました。素晴らしいレスキューグッズを譲っていただいたと感謝されてました。ありがとうございます。

突然のメール失礼します。国は震災後動物達を避難させずに放置、死亡したペットや家畜は膨大な数です。また国は12日に原発警戒区域内の家畜約1500頭を安楽死処分と指示しました。しかし今の体制では、安楽死は不可能、惨殺になります。首相・環境省・農林水産省等に嘆願しても、動物の命を救う方向での決定がされません。政府は、動物達を見殺しにしています。お力を貸してください。お願い致します。動物達の現状です。http://airu-123thanks.at.webry.info

コメントをありがとうございました。私はこうしたNGOが大きな貢献をしていることを紹介するためにペットについてのブログを書きました。これは日本政府にとって非常に難しい問題です。というのも、政府は国民に危害が及ばないようにしながら、避難区域内の家畜やペットの問題を解決しようとしているからです。

動物保護レスキュー要請します!!!
これから果てようとする命・・・そして
命より優先しているものを排除してください。
お腹をすかせ・・・悲しんでいる動物に手を
差し伸べてほしい・・・・・・
飼い主を待っているはず・・・・・。

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